【南フランス】一度は見たい!フランス人気観光地「カルカッソンヌ」

フランス

南フランスにある城壁都市カルカッソンヌはフランス国内で2位を誇る人気観光地。「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」と言われるくらいフランスではとても有名な都市で、シテと呼ばれる中世時代の城塞都市と強固な城壁が見どころ。ベルサイユ宮殿のような華やかなではないですが、中世の時代を戦い抜いた力強いお城の姿を見ることができます。また、シテの中は中世にタイムスリップしたかのような当時を思い起こさせる街並みが残っており、とても印象的!

中世時代にタイムスリップ!シテの城下町

城塞都市カルカッソンヌのシテにはナルボンヌ門かは入ります。もう見ためからして、強固な城塞都市を醸し出しています!外からはとても高い二重の城壁で中の様子は全く見ることができません!城壁、塔、門が完璧な姿で残っており、これから入るシテにとても期待度が上がります!

シテの中に入るとそこは中世の世界!さすがフランス国内2位を誇る観光地だけあって、シテ内のお城コンタル城までの道のりはたくさんの人で溢れかえっています。中には観光案内所、お土産屋、飲食店、ホテル等たくさんのお店が並びます。

ナルボンヌ門からコンタル城までの道はとても混みあっているのですが、一本横道にそれると意外なほどひっそりとしています。人のいない道を歩いていると、まるで中世の時代にタイムスリップしたかのような気分に!

シテの中には昔使われていた井戸も見ることができます。日本のお城にも井戸は必須ですよね。遠く離れている国でもその時代の必需品は変わらないというのが、とても興味深く見ることができます。

シテ最大の見どころ!コンタル城

シテ内の一番の見どころはカルカッソンヌを守り、指揮をとっていたコンタル城。コチラもナルボンヌ門同様、とても強固な構えをしたお城。簡単に侵入できそうではないですね。このコンタル城は有料ですが、城壁を歩いたり、お城からの絶景を見ることができるので、是非入場してみてください!

お城から見るシテの街並みは歴史を感じることができてとても印象的!褐色の壁と屋根が中世の時代を思い起こさせてくれます。別の場所からは、シテ外の街並みも見ることができて、どこから見ても絵になる風景を見ることができます。

お城内部の石彫美術館も必見です。外観からは想像できない優美な柱や彫刻等が展示されています。その他にも石製の棺や戦いに使われていた石の大砲に使う玉等、あらゆる石に関するものが展示されていて、見応えがあります。

一番の見どころは城壁を歩くことができること!城壁は3000mほどあるのですが、その一部を歩くことができ、途中には塔や狭間があり、防御に優れたお城ということがわかります。もちろん城壁から見る景色も絶景です。

守りの強さがわかる!二重城壁

コンタル城以外でも城壁を歩くことができます。このカルカッソンヌは二重の城壁になっていることで有名で、その城壁と城壁の間を歩くことができます。この二重城壁のおかげで、シテの中にたどり着くにはかなりの困難を極めたと言われています。

まず外の城壁だけでかなりの高さがあります。外から見ても多くの狭間があることもあり、近づくには相当の準備が必要だったと思われます。また、このシテは小高い丘にあるので、中世では丘を登るのも大変だったのではないかと想像されます。

右側が外側の城壁、左側が内側の城壁になります。外側の城壁だけでもかなりの高さがあるのに、内側の城壁も相当な高さがあります。こちらもたくさんの狭間があり、外側の城壁をクリアしたとしても、次の城壁を崩して中に攻めこむことは簡単ではないことが想像できます。

3000mある城壁なので一周するにはかなりの体力を使いますが、有料で馬車で巡れるサービスもあります。お値段がうっかり忘れてしまったのですが、値段を見た時に意外と安いな、と思ったので、そんなに高くはなかったはずです。

美しい聖堂も!サン・ナゼール・バジリカ大聖堂

シテ内にはもちろん美しい大聖堂もあります。コンタル城の雰囲気とよく合ったサン・ナゼール・バジリカ大聖堂は1096年から1321年にかけて造られたもの。この時代のヨーロッパにはよくあることですが、200年もの月日をかけて造られるってスゴイですよね!この教会はロマネスク様式とゴシック様式が合わさった教会で、このロマネスク様式とゴシック様式の双方を取り入れた教会はこの時期にはよく見られます。

色が殆ど使われていない壁や天井にステンドグラスがとても映えます。ステンドグラスにはキリストの生涯が描かれており、この大聖堂の見どころの1つです。

今残っているのは教会部分のみなのですが、もともとは中庭を囲む回廊もあったそうです。現在はこのようなコンサート会場になっているのですが、うまく融合できていると思います。なんとなく古代ローマ時代の劇場な感じのコンサート会場で、新しさと懐かしさ、現代と古代、中世を感じることができます。

お土産屋も必見!

シテ内にはたくさんのお土産屋もあります。THEお土産屋のお店も多いのですが、個人的に感じたのは専門店が充実していること!石鹸やオリーブオイル等、品質に拘った商品を扱うお店が多いなと思いました。ちょっとお値段お高めでしたが、旅の思い出に日本に持って帰るのもオススメ!

シテ外の見どころの橋もお忘れなく!

シテの見どころは多いですが、シテ外の見どころもお忘れなく!コチラは「Pont Neuf」、その名も古い橋。かつてシテへの道はこのPont Neufのみだったそうです。歴史が刻まれた橋を渡りながらシテを目指しましょう!

コチラはPont Neufの一本先にある「Pont de l’Avenir」新しい橋から見ることができる景色。シテ全体を見渡すのはPont de l’Avenirから見るのがベスト。シテの大きさ、強固さがとてもよくわかります。

Pont de l’AvenirからはPont Neufも見ることができます。ココからの風景は約700年の間ほとんど変わらず、まるで時が止まっているかのようです。シテまでの道はバスもありますが、当時を思い起こさせる橋を渡りながら、ゆったりと訪れるのもオススメです。

営業時間・アクセス

アクセス : カルカッソンヌ駅から徒歩約30分
営業時間 : シテ内は無休
コンタル城:10:00~18:15(4月~9月)
9:30~16:45(10月~3月)
※約1時間前が最終入場
公式サイト:Welcome to the castle and ramparts of the city of Carcassonne (remparts-carcassonne.fr)

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