【南フランス】1日で巡るニーム観光!ローマ遺跡満喫プラン

フランス

南フランスのニームには保存状態のよいローマ遺跡がたくさん残っています。世界遺産のポン・デュ・ガール、保存状態が世界一と言われる円形闘技場とかつての神殿メゾン・カレ、ニームを一望できるマーニュの塔、ニームとニーム近郊の遺跡を集めたロマニテ博物館の欲張りプラン。1日で大満足なローマ遺跡を巡るコースです。ニームを訪れる際は是非参考にしてみてください!

モデルプランスケジュール

モデルプラン(平日)
  • 7:10
    ニーム中央駅

    駅の中に日本でもお馴染みPAULがあるので朝食用のパンを買っておきましょう

  • 7:30
    ニーム中央駅バス乗り場

    7:30の121番バスでポン・デュ・ガールへ。

  • 8:10
    Round point pont du gard

    上記のバス停で下車、予め運転手さんにポン・デュ・ガールへ行きたい!と言ったら、着いたら教えてくれます。

  • 8:20
    ポン・デュ・ガール到着

    平日はバスの時間が限られているので、ニーム市内も見学したい場合はガイドツアーは諦め、いろんな角度からポン・デュ・ガールを満喫しましょう。

  • 10:45
    Round point pont du gard

    10分前にはバス停に着くように行くのがベスト。

  • 11:30
    ニーム中央駅

  • 11:45
    ランチ

    サクッと食べるならパン屋さんのサンドイッチがオススメ。レストランのランチは20ユーロ前後で食べることができます。

  • 13:30
    円形闘技場

    じっくり見るなら1時間は時間を取りたい場所。

  • 15:00
    メゾン・カレ

    主に見どころは外観なので15分程で見学できます。

  • 15:45
    マーニュの塔

    メゾン・カレから塔まで徒歩で約20分かかります。

  • 16:30
    ロマニテ博物館

    マーニュの塔からは徒歩で約20分かかります。

モデルプラン(土日)
  • 7:10
    ニーム中央駅

    駅の中に日本でもお馴染みPAULがあるので朝食用のパンを買っておきましょう。

  • 7:30
    ニーム中央駅バス乗り場

    7:30の121番バスでポン・デュ・ガールへ。

  • 8:10
    Round point pont du gard

    上記のバス停で下車、予め運転手さんにポン・デュ・ガールへ行きたい!と言ったら、着いたら教えてくれます。

  • 8:20
    ポン・デュ・ガール到着

    インフォメーションは9時オープンなので、先にポン・デュ・ガールまで行って朝食タイム。

  • 9:00
    ポン・デュ・ガールガイドツアー

    インフォメーションでポン・デュ・ガールのガイドツアーに申し込むとポン・デュ・ガールの上を歩いて渡ることができます。ツアーは英語とフランス語があり、時間が異なります。(ちなみに私は時間の都合上フランス語ツアーに参加しましたが、フランス語でもなんとなくわかりました(笑))

  • 11:00
    ミュージアムを見学

    ツアーのチケットでミュージアムも見ることができるので、是非入って見ましょう。ツアーの開始時間まで時間がある場合は先に見ることもできます。(ミュージアムは何度でも入ることができます)

  • 12:45
    Round point pont du gard

    10分前にはバス停に着くように行くのがベスト。

  • 13:00
    ニーム中央駅

    ランチはサクッと食べることができるサンドイッチ等をテイクアウト

  • 13:30
    円形闘技場

    じっくり見るなら1時間は時間を取りたい場所。

  • 15:00
    メゾン・カレ

    主に見どころは外観なので15分程で見学できます。

  • 15:45
    マーニュの塔

    メゾン・カレから塔まで徒歩で約20分かかります。

  • 16:30
    ロマニテ博物館

    マーニュの塔からは徒歩で約20分かかります。

世界遺産のポン・デュ・ガールは朝一番で

約2000年前の水道橋のポン・デュ・ガールは世界遺産にもなっている水道橋。ローマ帝国時代、人口が増えて水不足になったニームに水を運ぶために造られたもの。修復はされているものの、約2000年前に造られたとは思えないくらい、完璧な姿で残っています。

ニームで朝ごはんを買ってポン・デュ・ガールを見ながらの朝食はいかがですか?世界遺産を見ながら食べる朝食は最高!朝一のバスに乗ると8時半頃にはポン・デュ・ガールに着くので朝食にピッタリです!ちなみに朝7時にニーム駅のPAULがOPENするので、ココで買っておきましょう。

インフォメーションでガイドツアーに参加すればポン・デュ・ガールを歩いて渡ることもできます!ポン・デュ・ガールの上から見る景色はまさに絶景!また、ガイドさんからポン・デュ・ガールの歴史について詳しく説明も聞くことができます。

アクセス

入場料  : 15ユーロ(水道橋の上を歩くことができるガイドツアー、ポン・デュ・ガールを見るだけなら無料)
アクセス : ニーム中央駅から121番バスで約40分、バス停から徒歩約10分【バスのHPはコチラ
営業時間 : 9:00~17:00(1月、2月、11月、12月)
      9:00~18:00(3月、10月)
      9:00~18:00(4月、5月、6月、9月)
      9:00~19:00(7月、8月)
公式サイト : The Pont du Gard – A symbol of Roman engineering

ニームに戻ったらまずは円形闘技場へ

ニームに戻ったらまずは円形闘技場へ向かいましょう。円形闘技場で他のローマ遺跡とセットで巡ることができるチケットも販売しています。単品で買うよりかなりお得に買うことができるので、ココではセットで購入しておきましょう。

円形闘技場と言えばローマのコロッセオが有名ですが、保存状態でいうと、ニームが一番と言われています。この円形闘技場は紀元1世紀頃に建てられたと言われ、収容人数は約20000人の中規模の円形闘技場です。中規模とはいえ20000人入る円形闘技場なので、2000年前はかなりの大都市だったことがわかります。先ほど訪れたポン・デュ・ガールもニームの人口が増えすぎたために水を引いたと言われていますが、納得の規模です。

円形闘技場はぐるりと歩いて回ることができます。外側の通路や内側の通路等、たくさんの通路があります。たくさんの出入口があるのは、人の流れを緩和するためなのでしょうか。2000年前の古代ローマの人が歩いた場所を歩くことができるのは、なんとも不思議な気分です。

通路の壁には円形闘技場やグラディエーターについての案内パネルがあります。闘技場というと闘牛のイメージが強いのですが、当時の催しはほぼグラディエーターたちの戦いだったそうです。人々の娯楽が生きるか死ぬかの戦いなのが複雑な気分にもなります。その他グラディエーターの控室のような展示もあります。

アクセス

入場料 : 10ユーロ(他のローマ遺跡とのセット割引チケットあり)
アクセス : ニーム中央駅から徒歩約5分
営業時間 : 9:30~16:30(1月、2月、11月、12月)
      9:00~17:30(3月、10月)
      9:00~18:00(4月、5月、9月)
       9:00~18:30(6月)
       9:00~19:30(7月、8月)
公式サイト : Nîmes la Romaine (arenes-nimes.com)

メゾン・カレも絶対見ておきたいローマ遺跡!

ニームで円形闘技場同様、見ておきたいローマ遺跡の1つがメゾン・カレ。コチラは紀元前16年頃に建てられたと考えられている神殿です。修復はされているものの、2000年前とは思えないほど完璧な姿にびっくりです。このメゾン・カレは2000年の間にキリスト教会、馬小屋、博物館等、様々な施設として利用されていたことにもびっくりです。

メゾン・カレでは柱や天井の装飾は必見!とても繊細な彫刻に見惚れちゃいます。柱頭にはアカンサス(ハアザミ)の模様が描かれており、これは古代ローマや古代ギリシアの装飾によく使われているものになります。天井には数種類の花が施されており、重厚な神殿であったのであろうことが想像できます。

内部は現在博物館になっており、メゾン・カレや当時のローマ帝国の皇帝であるアウグストゥスについての説明があります。残念ながら、2000年の間に色々な用途に転用されすぎて、中には古代ローマ帝国の装飾やそれを思い起こさせるものは一切残っていません。

アクセス

入場料   : 5ユーロ(他のローマ遺跡とのセット割引チケットあり)
アクセス  : ニーム中央駅から徒歩約5分
営業時間  : 9:30~16:30(1月、2月、11月、12月)
       9:00~17:30(3月、10月)
       9:00~18:00(4月、5月、9月)
       9:00~18:30(6月)
      9:00~19:30(7月、8月)
公式サイト : Nîmes la Romaine (arenes-nimes.com)

マーニュの塔からニームの街を見よう!

保存状態のよいローマ遺跡を見た後は、2000年前の塔からローマの街並みを見てみましょう!フォンティーヌ公園の丘の上にあるマーニュの塔は紀元1世紀頃に建てられたもの。もともと3階建ての建物だったのですが、現在は3階部分はなく2階までが残っています。先ほどの円形闘技場、メゾン・カレに比べると損傷はしていますが、2000年前の塔と思うとかなり綺麗な状態なのではないでしょうか。

塔の展望台からはニームの街が一望できます。現代的な建物の中に2000年前の円形闘技場やメゾン・カレが違和感なく溶け込んでいる不思議な光景を見ることができます!

マーニュの塔はフォンティーヌ公園の丘の上にあり、フォンテーヌ公園も必見です!とても広い公園内には名前の通り泉がたくさんあってとても癒されます。また、ローマ神話の神々の彫刻が飾られていて、まるで宮殿の庭園のようです。

アクセス

入場料 : 3.5ユーロ(他のローマ遺跡とのセット割引チケットあり)
アクセス : ニーム中央駅から徒歩約30分
営業時間 : 9:30~13:00 14:00~16:30(1月、2月、11月、12月)
      9:30~13:00 14:00~18:00(3月、10月)
       9:30~18:00(4月、5月、9月)
       10:00~19:00(6月) 
       10:00~20:00(7月、8月)
公式サイト:Nîmes la Romaine (arenes-nimes.com)

最後はロマニテ博物館でニームで発掘されたローマ遺跡を!

最後に円形闘技場前にある考古学博物館、ロマニテ博物館でニームとニーム近郊のローマ帝国の遺跡をじっくりと見学しましょう。こちらもかなり保存状態のよいローマ遺跡の数々が展示されています。彫刻、モザイク、柱や壁等から、調理器具のような生活用品まで豊富な種類が展示されています。

個人的にオススメなのがモザイク画!保存状態のよい紀元4世紀頃までのモザイクが数多く展示されています。コチラの写真は3世紀頃のモザイク画で、数あるモザイク画の中でもほぼ完ぺきな状態で残っているモザイク画の1つだと思います。

古代ローマ帝国の人々の生活が垣間見える生活用品も見どころの1つ。壺やお皿の他にもフライパンやナイフ、トング等の調理器具まで様々なものが発掘されています。こう見ると基本の生活は今と変わらないのが面白いですね!

アクセス

入場料   : 9ユーロ(円形闘技場、メゾン・カレ、マーニュの塔とのセット割引チケットあり)
アクセス  : ニーム中央駅から約5分
営業時間  : 10:00~19:00(4月~10月)
       10:00~18:00(11月~3月)
公式サイト :Musée de la Romanité – Online ticket sales (secutix.com)

モデルプランについて

今回ご紹介した1日で巡るニームのローマ遺跡のプランですが、結構ハードなプランです。夏の暑い時期等は体力が取られてしまったりするので、あくまでもご自身のペースで巡ってみてください。ポン・デュ・ガール以外のニーム市内のみであればゆっくりと巡っていただけるので、状況によって2日に分けたりしてローマ遺跡を楽しんで下さい!

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