【ポーランド2024年版】クラクフの物価、観光情報アレコレ

ポーランド

今回ポーランドに旅行に行ってきましたが、ネットに出ている情報が結構古かったり、新しい情報があまりなく結構苦労をしたので、今回訪れたところの2024年7月の情報をお伝えします。ネットによく出ている情報は2020年以前の情報が結構多いのですが、そこから物価は3割~5割増し、為替も2024年7月現在は3割増しといったところでしょうか。世界的にも物価は3割くらい上がっている(日本以外)ので特に驚きはしませんでしたが…。今は物価が安い国は日本だと思ったくらいです(笑)。

食事の物価

ポーランドはかつては物価安いというイメージがありましたが、現在はヨーロッパの他の国々より安いといった印象です。食事に関しても同じ感じで、パンデミック前に行かれた方は倍以上のイメージだと思います。今回食べたもので、だいたいどれくらいの目安かをお伝えします。

ポンチキ

ポーランド版ドーナッツであるポンチキ。ポーランドに行ったら1度は食べてほしいのですが、コチラはクラクフでは10ズウォッティ(約400円)前後が一般的。クラクフ市内で食べたので安かったのは6ズウォッティ(約240円)、タヌルフの駅では3ズウォッティ(約120円)でした。

ザピエカンカ

ポーランド版オープンピザのザピエカンカ。コチラはトッピングの種類にもよりけりだとは思いますが、私が食べたお店ではサラミにマヨネーズとネギをトッピングして20ズウォッティ(約800円)。全くトッピングなしのスタンダードで12ズウォッティ(約480円)~でした。かなり大きいので安いと言えば安いのですが、日本でもこの値段で食べれそうです。

レストラン

レストランはお店によってお値段が様々と言えば様々なのですが、高級すぎないお店でのお値段です。ポーランド版トンカツであるシュニッツェルで40ズウォッティ(約1600円)前後。またポーランド版餃子とも呼ばれるピエロギで8コで30ズウォッティ(約1200円)~。ビール500mlで12ズウォッティ(約480円)くらい。今回1人だったので、メイン1皿にビール等の飲み物をつけて50~70ズウォッティ(約2000円~3000円)くらいといった印象です。なので、日本と変わらない…というか頼むものによっては日本より高い印象です。

公共機関の物価

交通費はかなり安い印象を受けました。クラクフではバス(トラム)や電車、あとヴロツワフまでの列車を利用しました。クラクフ市内であればバスは4ズウォッティ(約160円)で乗ることができます。ヴィリエチカ岩塩坑まではバスで6ズウォッティ(約240円)、電車で6.5ズウォッティ(260円)。タヌルフまでの列車は19.5ズウォッティ(約780円)程度。全てカード決済可、列車の中でも購入できました。ただミニバスの類は(タルヌフ→ザリピエ等)は現金のみの支払いです。ほぼ車内でのチケットチェックがあります。

長距離列車は早めの予約で安くなります。今回はクラクフ→ヴロツワフの列車を予約しましたが、スーツケース込みのICの1等で75ズウォッティ(3000円)ほどでした。スーツケース(大きなもの)は別にチケットが必要です。

観光情報

アウシュビッツ・ビルケナウ博物館

クラクフを訪れたらアウシュビッツに行く方は多いと思います。ツアーで行く方、現地ツアー参加の方は問題ないのですが、ガイドなしで個人で回りたい方は必見です。まず個人で入場する場合は無料ですが、その際の時間は午後以降(月によって変わる)です。以前の情報は朝もOKだったらしいのですが、現在は午後のみです。月によって閉館時間も違うので無料入場の時間も月によって変わります。無料であってもチケットが必要なので、予めネットで予約しておきましょう。私が行った7月は2ヶ月ほど前で一番早く予約ができるのが16時45分でした(7月は閉館20時半)。

博物館はアウシュビッツとビルケナウに分かれており、どちらもチケットチェックが必要になっています。以前はビルケナウはチケットチェックなしでしたが、今はチケットチェックがあります。ただ、私は16時45分のチケットだったのですが、15時前にビルケナウの係員の方にこのチケットでココ入れる?って聞いたら、この時間はアウシュビッツの予約時間だからココは大丈夫だよと言ってもらえ、入場することができました。ただ予約時間以降じゃないとダメと書かれているのもあり何とも言えませんが、チケットさえあれば入れる可能性は高いと思います。

個人でまわる時はブックショップで日本語のガイドブックを手に入れてから見学をオススメします。写真下の「追随の場・案内書」と書いてあるものです。このブックショップですが、現地の案内板にはアウシュビッツ、ビルケナウ共にあるみたいなのですが、アウシュビッツはチケットチェック後だったからか、結局どこにあるのかわからず。私は先にビルケナウから見学したので、そこのブックショップで購入しました。この本はポイントを絞っているし、解説も非常にわかりやすいと思うので、個人の方は是非コチラを購入してから見学してください。

ヴァヴェル城

世界遺産のヴァヴェル城はクラクフ観光でも人気のスポット。コチラは以前はネット予約ができないみたいでしたが、今はふつーに予約ができます。ちなみに私は何故かチケットがメールで届かなかったのですが、その旨、問い合わせのメールを送ったら翌日にはチケットを送ってくれました。なのでコチラも予定が決まったら予約をしておくのがベスト。

私は城の大広間、王の私室、サンドミエルスカ塔を見学しました。以前は王の私室はガイドと共に巡るツアー形式だったらしいのですが、完全に個人での見学に変わっていました。この3つしか見ていませんが、城の大広間、王の私室はどちらかでもいいかな、という感想。個人的には王の私室の方が好みでした。所要時間はゆっくり見学してどちらも40分程。以前は写真不可だったみたいですが、今は写真はOKになっています。

ヴィエリチカ岩塩坑

コチラも世界遺産で人気のヴィエリチカ岩塩坑。ココは以前からネットで予約ができたのですが、写真は不可だったのがOKになっています。ガイドと巡るツアー形式で、ポーランド語以外の言語(英語やドイツ語等)は139ズウォッティ(約5600円)とポーランド語のツアーと比べ30ズウォッティ(約1200円)ほど料金が高くなっています。だいたいツアーは2時間程度です。

ザリピエ村

可愛い村として人気が高いザリピエ村ですが、コチラも気を付けるべき点がいくつか。行き方はクラクフ→タルヌフ→ザリピエと行くのですが、タルヌフからザリピエのバスが土日は一切ありません。平日も学校のある日とない日で時間が変わります。私が訪れた7月上旬は既に夏休みに入っていて、学校のない日の平日の時刻表だったので、タルヌフで3時間ほど待ちぼうけになりました(タルヌフ観光に切り替えましたが)。

見学できる博物館があったりするのですが、訪れた時は次に見学できるのは16時とか言われて、いつでも見学できるわけではなかったのです。また博物館以外にも可愛いお家を見せてくれるお宅があるのですが、コチラもオープンしていなかったり、とちょっと残念な結果になってしまいました。こればっかりは運かもしれませんが、ツアーに入るとこういうことはないのかも…。

上の写真と下のサイトがタルヌフからザリピエのバスの時刻表。両方とも同じでした。サイトでは行きは下から2番目のTARNOW(出発地)→GREBOSZOW(最終)の時刻表、帰りは1番上のGREBOSZOW(出発地)→TARNOW(最終)になります。ザリピエはGREBOSZOWの手前(次)なので帰りはこの時間より少し遅くなります。ちなみに時刻表のSは学校のある平日、Hが学校のない平日で8:35に乗ろうと思っていた私は3時間も早く着いちゃったことに(笑)。上の写真では上が学校のある平日、下が学校のない平日、土日は運行なしとなっています。

最新情報は常に確認を!

今回2024年のポーランド、クラクフ情報をお伝えしました。思っていた以上に物価が上がっているなーと思われた方や、観光情報が変わっているなーと思われた方も多いのではないでしょうか。この情報も時間が経てば古くなると思いますので、常に最新情報は公式HP等で確認を!

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