【チェコ】チェスケー・ブジェヨビツェでビール工場を訪れよう!

チェコ

チェコと言えば言わずと知れたビールの国!ビールの消費量は世界一なのでまさにビール国家ですね!そんなチェコのビールの歴史は、13世紀にはこのチェスケー・ブジェヨビツェではビールの醸造所があり、16世紀には王室ご用達のビールにもなっている、まさにチェコにおけるビールの街!チェスケー・ブジェヨビツェでは観光客でも楽しめるビール工場があります。ビールの歴史や工程等を知ることができ、ココでしか買えないお土産も!ビール好きにはめちゃくちゃ楽しめるスポットです。

チェスケー・ブジェヨビツェはどこにある?

チェスケー・ブジェヨビツェという、一度では覚えられなさそうなこのチェコの都市の名前ですが、チェコ南部の南ボヘミア州の州都でもあります。日本人に人気の都市、チェスキー・クルムロフも南ボヘミア州の都市で、チェスキー・クルムロフからはバスで約30分。旧市街の中心であるプシェミスル・オタカル2世広場にはチェコらしい可愛いパステルカラーの建物が並びます。

チェスケー・ブジェヨビツェ自体見どころが多いわけではないですが、チェコで一番美しいお城と呼ばれるフルボカー城があります。フルボカー城は旧市街からバスと徒歩で約30分程で行くことができるので、今回ご紹介するビール工場とセットで訪れるのもオススメです。

ブドヴァイゼル・ブドヴァルとバドワイザーの話

この写真はブドヴァイゼル・ブドヴァルのビール瓶オブジェなんですが…。なんかロゴが見たことある…?って思いませんか?そう、バドワイザーに似てるんです。というより、元祖がコチラなんですけどね。このブドヴァイゼル・ブドヴァルって英語で書くとBudweiser Budvar。つまりバドワイザー。コチラは1795年に法人化しているので、230年ほどの歴史。法人化の前を思うとかなりの歴史。で、アメリカが元々人気のあったブドヴァイゼル・ブドヴァルにあやかってできたのがバドワイザー。バドワイザーがサクッと商標登録してしまったので、めちゃくちゃ揉めたらしい…。今も解決したようで解決していないと思われます。

ツアー時間は要チェック!

ブドヴァイゼル・ブドヴァルのビール工場見学はツアー形式。言語はチェコ語、ドイツ語、英語があり時間帯も違います。基本は午後のみのツアーですが、7月と8月は午前中もツアーがあります。時間は変わったりするので、HPでチェックしておきましょう。

下記公式サイトでツアー時間をチェックしよう!

ブドヴァイゼル・ブドヴァル

ガイドさんと巡るビール工場ツアー!最後は美味しいビールの試飲も!

ツアーはまず敷地内を散策しながら始まります。途中にあるビールケースが圧巻!歩きながらガイドさんがブドヴァイゼル・ブドヴァルの歴史について説明してくれました。特に強調されていたのがアメリカのバドワイザーはブドヴァイゼル・ブドヴァルを真似した、オリジナルはココ!ということ。それだけ商標権って大事ってことを痛感しました。

ビールには水が大事。工場内にも大きなタンクがありました。ビールに使われている水は水深300mという深いところからくみ上げている井戸水を使っているとか。原料はジャテツのホップとモラビアの大麦を使い、材料にもこだわっている。製造の工程で煮沸と冷却を2回行うことでより美味しいビールが仕上がります。

途中、蒸溜釜が並べられた施設を見学。ココに入ると香ばしい麦の香りが漂っています。そして稼働中の施設を見学しているので、かなり暑い。職人さんがビールの途中経過をチェックしていたりします。

醸造タンクの施設も見学できます。先ほどの蒸溜釜の施設と比べるとかなりひんやりとしています。夏場でも羽織ものがある方がいいです。ココではタンクから直接注がれたまさに出来立てのビールが試飲できちゃいます。出来立てビールはかなりフレッシュな味がしてとても美味しくいただきました。そして何故かおかわりまで勧められちゃいました(笑)。ビール大国なだけあって、かなり好みの味でした。

最後は最終工程のビール詰め、出荷の施設。かなり機械化されており、人は見当たらないこの施設でビール瓶、ビール缶等が次々と運ばれていく作業を見ることができます。とても規則正しい工程がまるで等身大ジオラマのよう!

大量のビール瓶の流れていく作業は見ていて飽きません。結構ココでは時間を取ってくれて、面白く見ることができました。元のビジターセンターの受付に戻りツアーは終了。ツアー時間は約1時間、とても楽しく見学することができました。

ミュージアムや過去の商品も必見!

ビジターセンターにはミュージアムも併設されています。昔のビールの製造道具やビール瓶、ポスター等が展示されています。特に1900年代前半~半ばごろの展示品も多く、楽しみながら見ることができます。

ビジターセンターに飾られているブドヴァイゼル・ブドヴァルのビール色々。個人的にマトリョーシカがめっちゃ気になりました。ビール瓶等の展示だからこのマトリョーシカもビールが入っていたのかな?めっちゃ可愛すぎる!

ココでしか買えないお土産を買って帰ろう!

併設されているお土産屋は必見!ブドヴァイゼル・ブドヴァルのロゴ入りのグラスやマグカップ等がたくさん!街中では見なかったのでおそらくココでしか買えないと思うので、記念に是非買って帰りましょう!

といっても、グラスやマグカップは重いし…という方には可愛い小物類がオススメ。ビール型のキーホルダーや木製のコースター、ナフキンホルダー等、お土産にも最適なものがお手頃価格で買えちゃいます。元祖バドワイザー商品を持って帰ってはいかがでしょうか。

併設のレストランで是非ランチを!

ブドヴァイゼル・ブドヴァルのビジターセンターの隣にレストランBUDVARKAがあり、ココでは美味しいビールと食事がいただけます。午後ツアーの場合は少し早めに来て食事をしてから参加するのがオススメです。

店内はとても綺麗で入りやすいレストラン。ランチ時にはお得なセットメニューもありました。この写真はたまたま人がいなくなった時に撮りましたが、ランチ時間帯はめちゃくちゃ賑わっていました。

私はランチのセットではなく、牛肉のタルタルと黒ビールをオーダー。黒ビールは苦みとコクがあって美味しい!牛肉のタルタルはチェコではメジャーなメニューなんです。牛肉タルタル自体も美味しいのですが、このパンがめちゃくちゃ美味しかった。パンにラードが塗られていて、コレがタルタルとの相性抜群!めちゃくちゃビールが進む食事です。他のメニューは食べていませんが、牛肉のタルタル、かなりオススメです。

ブドヴァイゼル・ブドヴァルの行き方

チェスケー・ブジェヨビツェの旧市街から2番バスで約10分。平日日中は10分に1本くらいの間隔でバスがあるので行きやすいです。

チェスケー・ブジェヨビツェまでの行き方はチェスキー・クルムロフからはバスで約30分。バスターミナルから旧市街までは徒歩で約10分です。チェスキー・クルムロフからのバスもかなり本数があります。

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